交わる

家族・友だち・保育園の先生・地域の人々…
子どもたちは周りにいる様々な人たちと関わる中で、色々な自分の「きもち」に出会います。
「うれしい」「たのしい」「かなしい」「くやしい」
直接関わることでしか実感できないものです。
そして、いつしかその「きもち」が目の前にいる相手にも同じようにあることに気づいていきます。
簡単に世界中の人々とつながることができるツールがあふれている今。
それも素敵なことだけれど、まずは身近にいる人たちとたくさん「交わる」ことで、自分の気持ちが素直に出せる、人の気持ちがわかる子どもたちになってほしいと願っています。

保育園は大きなおうち

 保育園には、大きなお兄ちゃんやお姉ちゃんもいれば、小さな赤ちゃんもいます。兄弟がいなくても、色んな年齢の子どもたちと関わることができます。
 朝夕の合同保育、夏祭りの時は異年齢で一緒にまわったり、クッキングをすれば隣のクラスにおすそ分けしに行ったりします。お世話をして「ありがとう」と言われると、嬉しくなって「もっと誰かの役に立ちたい」という気持ちが育まれます。
 子どもたちにとっての一番のお手本は誰だと思いますか?それは少し上のお兄ちゃん・お姉ちゃん。「こんなふうにやってみたい!」と憧れる気持ちが次への意欲を生み出します。
 もちろん、兄弟のように育つ同じ年齢の友だちも大切な存在。みつばち保育園では年齢別保育をベースに、その発達年齢にあった生活やあそびを大切にしています。時には友だちとケンカをすることもあるけれど、対等な存在だからこそ分かり合える「きもち」もたくさんあります。

地域の人たちに見守られて育つ

 保育園周辺には田畑がたくさんあって、毎年地域の方のご厚意でいちご狩り・田植え・芋ほりなど普段できない収穫体験をさせてもらっています。
 また、園の隣には松原第2中学校があり、手作りおもちゃを持って中学生が遊びに来たり、子どもたちが中学校の運動会に見学に行かせてもらうなど交流を深めています。
 様々な人たちと一緒に過ごす経験が、子どもたちの世界を広げます。